Japanese Public Key InfrastructurePolarify
公的個人認証サービス
(JPKI)

公的個人認証サービスは、マイナンバーカードのICチップに搭載された電子証明書を利用して、
オンライン上での行政手続きやログイン時に用いられる利用者本人の認証や、電子文書の改ざんがされていないことの確認を公的に行うためのサービスです。
行政機関での手続きだけでなく、オンラインバンキング等、民間事業者のオンライン取引でも利用することができます。
Polarify 公的個人認証サービス(JPKI)は、不正な口座開設にも対応可能な顔認証を追加したオプション機能もご用意しています。

Polarify
公的個人認証サービス
(JPKI)

Polarify 公的個人認証サービス(JPKI)のフロー図 Polarify 公的個人認証サービス(JPKI)のフロー図

1. 本人確認

公的個人認証(JPKI)による本人確認は、犯罪収益移転防止法(施行規則 第6条1項1号のワ)に対応した本人確認サービスです。マイナンバーカードのICチップに搭載された電子証明書を用いた手法で、ユーザビリティの改善・偽造防止強化・バックオフィスの負担軽減を目的に、注目度が上がっています。

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2. 電子証明書保管

電子証明書に一意に設定されているシリアルナンバーを保管することで、本人確認時に同意を得たユーザーの電子証明書が失効しない限り、都度ユーザー本人が手続きをせずとも現況確認や新4情報取得を行うことが可能です。

3. 現況確認

保管されたマイナンバーカードの電子証明書の失効状態をJ-LISに確認することで、ユーザーの現況を確認することができます。署名用電子証明書の失効例は以下になります。
①住民票の基本4情報(氏名、住所、生年月日、性別)の記載が修正された場合
②住民票が削除された場合(死亡、国外転出、外国人の在留資格喪失時等)
③マイナンバーカードの紛失、盗難時における本人の申し出による利用停止
④電子証明書の有効期限切れ(原則5年)

POINT
  • ・ユーザーの基本4情報に変更があった際に、事業者側が検知できるため、旧住所宛に郵送物を送付して返送されるなどの浪費コストを削減することができます。

4. 新4情報取得

従来の現況確認では、基本4情報(氏名・住所・生年月日・性別)の変更時は失効状態となっていることを検知するのみであり、失効時には毎回ユーザーに最新情報を確認する必要がありました。しかし2023年5月以降、本人同意を取得していれば、変更後の新4情報を事業者側で自動取得し、ユーザー情報を最新情報に保つことが可能になりました。
これにより、ユーザーの電子証明書上の氏名や住所変更があった際に、ユーザー側から変更手続きを実施せずとも事業者側に保管される情報を最新化することが可能となります。

POINT
  • ・事業者が常にユーザーの最新の基本4情報を保つことができます。
  • ・ユーザーの再手続き負担を削減することができます。

5. マイナンバー収集

非対面かつ即時のマイナンバー収集を実現します。 ユーザーはアプリを起動し、券面のPINコード(4桁)と署名用電子証明書用のパスワード(英数字6~16桁)を入力し、マイナンバーカードのICチップを読み取ることで、本人確認を行うと同時に個人番号を収集することが可能です。

POINT
  • ・郵送でのマイナンバー収集に比べ、低コストかつ迅速に手続きを完了できます。
  • ・ユーザーはJPKIによる本人確認を行うと同時にマイナンバーの提出手続きを終えることができます。

Polarify
公的個人認証サービス
(JPKI)の
導入メリット

マイナンバーカードのICチップに搭載された電子証明書を用いるため、偽造などの不正リスクの少ない本人確認ができます。また、簡単な手続で確実な本人確認ができるので、事務負担の軽減やコスト削減にもつながります。

偽造リスクの軽減

事務負担の軽減

人件費・
事務費用の削減
対面手続き・
書類の郵送不要

顔照合の追加でJPKIの
セキュリティを強化

JPKI顔照合オプション
口座開設時にマイナンバーカードの顔情報と
セルフィを照合することで、確実に本人性を担保し、
なりすましを防止
詳しくはこちら

マイナンバーカードの活用

マイナンバーカードは、本人確認書類としての利用、各種行政手続きのオンライン申請、各種民間のオンライン取引など、日常生活の中で利用できるシーンが拡大しています。日本国内の人口に対する保有率は71.0%(2023年7月31日時点)となっており、今後もさらなる活用が見込まれています。


マイナンバーカードの記載情報

【表面】

  • ・氏名/住所/生年月日/性別/顔写真
  • ・電子証明書の有効期限の記載欄
  • ・セキュリティコード
  • ・サインパネル領域(住所変更時等に変更後の情報を記載する欄)
  • ・臓器提供意思表示欄

【裏面】

  • ・マイナンバー(個人番号12桁)/氏名/生年月日
  • ・QRコード(個人番号12桁が入力されています)

【ICチップ】

  • ・公的個人認証(JPKI)アプリケーション:署名用電子証明書、利用者証明用電子証明書を格納
  • ・券面事項確認アプリケーション:マイナンバーカード券面の画像データを格納
  • ・券面事項入力補助アプリケーション:マイナンバーや基本4情報をテキストデータで格納
  • ・住基アプリケーション:住民票コードをテキストデータで格納

【表面】

  • ・氏名/住所/生年月日/性別/顔写真
  • ・電子証明書の有効期限の記載欄
  • ・セキュリティコード
  • ・サインパネル領域(住所変更時等に変更後の情報を記載する欄)
  • ・臓器提供意思表示欄

【裏面】

  • ・マイナンバー(個人番号12桁)/氏名/生年月日
  • ・QRコード(個人番号12桁が入力されています)

【ICチップ】

  • ・公的個人認証(JPKI)アプリケーション:署名用電子証明書、利用者証明用電子証明書を格納
  • ・券面事項確認アプリケーション:マイナンバーカード券面の画像データを格納
  • ・券面事項入力補助アプリケーション:マイナンバーや基本4情報をテキストデータで格納
  • ・住基アプリケーション:住民票コードをテキストデータで格納

マイナンバーカードの電子証明書

マイナンバーカードICチップ内に格納されている電子証明書は、署名用電子証明書利用者証明用電子証明書があり、それぞれに格納される証明書情報、発行対象、失効条件が異なります。

種類 証明書情報 発行対象 失効条件
署名用電子証明書 基本4情報(氏名、住所、生年月日、性別)、シリアル番号、有効期限 15歳以上のマイナンバーカード取得者 基本4情報の変更時、本人の死亡、紛失・盗難等による本人の申し出、有効期限切れ
利用者証明用電子証明書 基本4情報は記録されず、シリアル番号、有効期限 すべてのマイナンバーカード取得者 本人の死亡、紛失・盗難等による本人の申し出、有効期限切れ(基本4情報の変更時には失効しない)

署名用電子
証明書
利用者証明用
電子証明書




基本4情報(氏名、住所、生年月日、性別)、シリアル番号、有効期限 基本4情報は記録されず、シリアル番号、有効期限



15歳以上のマイナンバーカード取得者 すべてのマイナンバーカード取得者



基本4情報の変更時、本人の死亡、紛失・盗難等による本人の申し出、有効期限切れ 本人の死亡、紛失・盗難等による本人の申し出、有効期限切れ(基本4情報の変更時には失効しない)